私の仕事
私は中古車の販売を担当しています。中古車を検討されるお客さまは土日休みの方が多いので、週末は店頭での接客や商談を行っています。平日は、土日に来店いただいた方への促進の電話や自社の公式ウェブサイトに展示車両を掲載するほか、書類の作成など主に事務作業を行っています。
入社後に変わった意識
1年目の頃の悩みとしては、まだまだ未熟者の自分が1,000万円以上もするクルマを本当にお客さまに販売しても良いのかという戸惑いがありました。取り扱う物の金額も質も、学生時代には縁がなかったこともあり、当時はなかなか自信が持てませんでした。しかし、クルマを購入するという人生の大きな節目に立ち会えることは大変素晴らしく、「納車の際はすべてのお客さまに喜んでもらいたい」というプラス思考で考えられるようになってからは、金額に臆することはなくなりました。
中古車営業だからこそのやりがい
ヤナセは創立100年を越える企業ですし、私どもが販売しているのは認定中古車なので、お客さまから求められるレベルははっきり言って高いです。ですがその要望に応えることが自身の成長にもつながりますし、セールススタッフとしてスキルを上げていくことでお客さまとの信頼が深くなると思います。
当店では、新規のお客さまが全体の7割を占めます。中古車ということで不安に思っている方や、輸入車に乗ったことのない方も多くいらっしゃいます。そういった方々の不安要素を知識と経験で取り除き、魅力を感じてもらえるようにアプローチするのはとても楽しいです。
無理をせず、自分ができる仕事量を考える
半年間の研修を終えて、セールススタッフとして一人立ちして働き始めた頃は、書類作成などの事務手続きを覚えることが大変だった思い出があります。入社前は書類2~3枚でクルマを購入できると思っていたので、そのギャップに驚きました。
当時のお客さまには的確に説明できずご迷惑をお掛けしたことも多くありました。先輩に相談して、書類説明の練習や実践力を身につけるためのロールプレイングに何度も付き合ってもらいました。そうして1年目で90台以上を売り上げて、新人賞をいただくことができましたが、半分以上は周りの方のおかげで達成できたと今でも思っています。
まだ仕事にいっぱいいっぱいで気持ちに余裕がなかったころ「もうちょっと頑張ればクルマが売れる」と無理をしてしまい、結果的にお客さまにご迷惑をかけてしまったことがありました。それからまずは3年間、無理をせずにできる範囲で動くということを決めました。3年くらい働くと、自分の仕事のキャパシティーが分かると考えたからです。決してサボるということではありません(笑)。ときには飛ばすことも必要だと思いますが、自分がしっかり仕事をできるペースを守り、気持ちに余裕をもって、よりよいセールスをすることが大切だと考えています。
ヤナセで働くことで変わった目標
社会人1年目の頃は実績のことは気にせず働いていました。どこかで「楽しくできればいいかな」ぐらいに思っていたのですが、ヤナセのお客さまには経営者の方も多く、やり取りをさせていただく中で仕事に対する熱意やまっすぐな姿勢に刺激をいただき、感化されました。
「高い実績を上げ続け、いずれは管理職に就いて会社引っ張りたい」と長期的な目標を立てました。、現在では、全国中古車セールスランキングの上位20位以内に入っていますので、まずは目先の目標として、コンスタントに10位以内にランクインすることを目指しています。世間が不況になろうとも関係なく輸入車を売れるセールススタッフになりたいと思っています。
就活中の学生へ
自信を持って売れるものかどうか、イメージしてください
見栄を張らずに、等身大の自分で就職活動を行ってください。無理して入社をしても、きっと後で疲れるだけです。まずは、入社を希望する会社の商品が本当に「自分が自信を持って売れるもの」かどうかを考えてほしいです。
ヤナセの仕事は、どちらかというとクルマを売るというよりも、お客さまの喜びを支える仕事だと思います。また中古車は、お客さまに来て選んでいただく販売スタイルなので、訪問営業が不得意な方でも安心です。漠然とでもいいので将来をイメージすることが大切だと感じます。
クルマのある人生
高級感という付加価値があるから輸入車は楽しい
車種:BMW 320i
年式:2010年式
乗っている期間:1年
現在は別の車種に乗っているのですが、このBMW 320iは、入社1年目で買ったとても思い入れのあるクルマです。当時、スポーティーな面やクイックなハンドルリングに惹かれて、この車種に決めた思い出があります。クルマは乗らないと本当の魅力が分からないものだとつくづく感じますし、実際に自分の愛車として乗ることで、営業する時の説得力が違います。
さまざまなお客さまに販売するためにも、今後も色々な車種に乗ってみたいと思っています。 もちろんどのような自動車でも移動するという目的に限れば問題はありませんが、高級感という付加価値がついた輸入車に乗ることで、カーライフがより一層楽しくなると思います。